現代ガラス美術館

Modern Glass Museum

19世紀後半に再び復活し、新しい生命を吹き込まれた
斬新な現代ヴェネチアン・グラス。
ガラスの無限の可能性をご覧いただけます。

デイル・チフーリ

Dale Chihuly
1941年アメリカ ワシントン州タコマ生まれ
ワシントン大学でテキスタイルデザイン、建築を学んでいる時にガラスに出会う。
1968年にはヴェネチアのムラノ島に留学、ヴェニーニ工房でヴェネチアン・グラスの伝統に強い影響を受ける。
‘マキア’(1981)‘ペルシャン’(1986)‘ヴェネチアン’(1988)などのシリーズ作品を発表し、アメリカ・デザイナー研究所賞、視覚芸術家賞などを受賞。

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マキア Macchia

1981年~
「マキア」はイタリア語で「斑点のある」という意味を持ちます。
このシリーズはアメリカのシアトルにあるチフーリのスタジオに揃っている色ガラス棒300種を使って作品を制作するというアイデアから始まりました。
カラフルな色の組み合わせと流動的な形に特徴があります。内側と外側の色の間に白いガラスの層を挟むことによって、両側の色彩は混ざり合わず鮮やかに映えるのです。

まるで呼吸し脈打っているかのような、躍動的で生命力を感じさせる形は、遠心力と重力によって自然に得られたものです。

ペルシャン Persian

1986年~
「新しい形態の追求」から始まったこのシリーズは、古代のコア・グラスを思わせる渦巻き状の美しさとを合わせ持っています。

鋳型を使うことによって得られたガラスの厚みの変化が、模様に波状のアクセントを加えています。

作品そのものだけでなく、その作品が空間にどう働きかけるかということにも観点がおかれ、それぞれ違った大きさと形を持ったピースを一つのグループとして展示するというスケールの大きなシリーズに発展しました。

ヴェネチアン Venetian

1988年~
1920年代のアール・デコのガラスに触発されたチフーリがヴェネチアン・グラスの巨匠リノ・タリアピエトラの協力を得て制作したシリーズ。
チフーリが作品のイメージをドローイングで表現し、それをタリアピエトラがガラスで再現するという共同作業によって制作されました。シンメトリカルな形のまわりに花や葉といった植物的モチーフを配した作品で、チフーリのそれまでの流動的なものから、洗練された静的なものへと展開する新しいスタイルの確立が見られます。
1989年にはこのシリーズをもとに「イケバナ」というシリーズが生まれました。日本の伝統的な生け花にインスピレーションを受けたチフーリは、ヴェネチアンを花器に見立て、切り花のような細長いガラスの茎を生けています。日本的な静けさを漂わせる作品です。

パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア

1997年
─野外展示作品─
この作品は当館と「ヴェネチア市立ムラーノ・ガラス美術館」が1996年に姉妹提携を結んだ記念として2点制作され、一つは箱根ガラスの森美術館に、もう一つは「ヴェネチア市立ムラーノ・ガラス美術館」に展示されています。
季節・企画展により展示作品、レイアウトが変わる場合がございます。

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