箱根ガラスの森インターネット美術館
#自宅でミュージアム #MuseumFromHome
ご自宅でヴェネチアン・グラスを知って頂けるページをご用意いたしました。
緊急事態宣⾔の発令を受け、新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌に努めるため、箱根ガラスの森美術館では、4⽉8⽇から臨時休館を実施しております。当ページではご⾃宅でヴェネチアン・グラスや、その歴史。箱根ガラスの森美術館について知って頂けるコンテンツをご⽤意いたしました。

箱根ガラスの森美術館について
箱根ガラスの森美術館は1996年8月8日に、日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館として大自然に囲まれた箱根・仙石原にオープンいたしました。
ガラスの神秘的な美しい輝きは古代から人々の夢や願望を掻き立て、特に美しいヴェネチアン・グラスは女性たちにとっては垂涎の的でした。当館は15~20世紀の貴重なヴェネチアン・グラスの品が展示されており、「美の女神の館」としてたいへん親しまれています。
また、お客様にはヴェネチアン・グラスを鑑賞していただくだけではなく、ヴェネチアという美しい街のイメージの中で歴史や文化を、美術館、庭園、ショップ、レストランなどを通して五感で楽しんでいただけます。
「ゆらりと心を遊ばせて、遥かな時代のヴェネチアへ」という気分になり、優雅な時間と空間をゆっくり楽しみながら、心を豊かにしていただけるのが箱根ガラスの森美術館です。箱根の雄大な自然の中でご自身の心を思いきり遊ばせてみませんか。
箱根ガラスの森美術館
館長 岩田 正崔
ヴェネチアン・グラスの歴史
古代ローマ時代から今日に至るまで、ムラノ島のヴェネチアン・グラスはヴェネチアの歴史とともにあり、またムラノ島の人々は、ヴェネチアン・グラスと運命を共にしてきました。
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主要収蔵作品のご紹介

花装飾脚オパールセント・グラス・ゴブレット
18世紀|ヴェネチア|サルヴィアーティ工房
脚部は、縦モールの入った円環の内側と外側にひれ飾りが施され、その中心部には白い花の装飾が熔着されている。坏身や脚台部は青みをおびた半透明乳白色のガラスを使い、幻想的な美しさをもつ作品に仕上げられている。これはヴェネチアン・グラスの伝統を踏襲しつつ、新しい時代に合ったデザインを取り入れることによって、19世紀後半に大きな人気を博したサルヴィアーティ工房の典型的な作例である。ステムに施された過剰ともいえる装飾が、この作品の受け入れられた時代の美意識を物語っている。
脚部は、縦モールの入った円環の内側と外側にひれ飾りが施され、その中心部には白い花の装飾が熔着されている。坏身や脚台部は青みをおびた半透明乳白色のガラスを使い、幻想的な美しさをもつ作品に仕上げられている。これはヴェネチアン・グラスの伝統を踏襲しつつ、新しい時代に合ったデザインを取り入れることによって、19世紀後半に大きな人気を博したサルヴィアーティ工房の典型的な作例である。ステムに施された過剰ともいえる装飾が、この作品の受け入れられた時代の美意識を物語っている。

風にそよぐグラス
1895年|ヴェネチア|アルティスティ・バロヴィエール工房|ジュゼッペ・バロヴィエール作
淡いピンク色のガラスで、極めて薄く吹かれた坏身は、折れてしまいそうな程細い脚で支えられている。脚部は左右に曲がりながらも、絶妙なバランスで自立しているため、少しの風でも繊細に揺れる。「風にそよぐグラス」シリーズは1895年の第1回ヴェネチア・ビエンナーレと共に開催された展覧会に初めて展示され、人々の大きな関心を集めた。「風にそよぐグラス」は、ジュゼッペ・バロヴィエールにより1895年頃に数点実験的に制作された。
淡いピンク色のガラスで、極めて薄く吹かれた坏身は、折れてしまいそうな程細い脚で支えられている。脚部は左右に曲がりながらも、絶妙なバランスで自立しているため、少しの風でも繊細に揺れる。「風にそよぐグラス」シリーズは1895年の第1回ヴェネチア・ビエンナーレと共に開催された展覧会に初めて展示され、人々の大きな関心を集めた。「風にそよぐグラス」は、ジュゼッペ・バロヴィエールにより1895年頃に数点実験的に制作された。
Googleストリートビュー
Googleストリートビューで箱根ガラスの森美術館の館内を散策できます。
ピコトン ストリートビューミュージアム
https://picoton.com/project/streetview_museum/#streetview_museum_hakone_glass
ピコトン ストリートビューミュージアム
https://picoton.com/project/streetview_museum/#streetview_museum_hakone_glass
また皆様と箱根でお会いできますように。