Presented in Venetian Glass Cabinet of Curiosities
~Creation of the World~

ヴェネチアン・グラスでみせる驚異の部屋
~世界の創生~

箱根ガラスの森美術館 2026年初夏 所蔵作品展

未知の素材に魅せられたヴェネチアの職人たちは、宝石や鉱石、白磁を模した革新的なガラス技法を生み出し、ヨーロッパ中を魅了しました。
本展では、その探求心が築いた多彩な技法と作品を通して、王侯貴族を熱狂させた「驚異の部屋」の世界をご紹介します。

Presented in Venetian Glass Cabinet of Curiosities
~Creation of the World~

ヴェネチアン・グラスでみせる驚異の部屋
~世界の創生~

箱根ガラスの森美術館 2026年初夏 所蔵作品展

未知の素材に魅せられたヴェネチアの職人たちは、宝石や鉱石、白磁を模した革新的なガラス技法を生み出し、ヨーロッパ中を魅了しました。
本展では、その探求心が築いた多彩な技法と作品を通して、王侯貴族を熱狂させた「驚異の部屋」の世界をご紹介します。

Presented in Venetian Glass Cabinet of Curiosities
~Creation of the World~

ヴェネチアン・グラスでみせる驚異の部屋
~世界の創生~

箱根ガラスの森美術館 2026年初夏 所蔵作品展

未知の素材に魅せられたヴェネチアの職人たちは、宝石や鉱石、白磁を模した革新的なガラス技法を生み出し、ヨーロッパ中を魅了しました。
本展では、その探求心が築いた多彩な技法と作品を通して、王侯貴族を熱狂させた「驚異の部屋」の世界をご紹介します。

Presented in Venetian Glass Cabinet of Curiosities
~Creation of the World~

ヴェネチアン・グラスでみせる驚異の部屋
~世界の創生~

箱根ガラスの森美術館 2026年初夏 所蔵作品展

未知の素材に魅せられたヴェネチアの職人たちは、宝石や鉱石、白磁を模した革新的なガラス技法を生み出し、ヨーロッパ中を魅了しました。
本展では、その探求心が築いた多彩な技法と作品を通して、王侯貴族を熱狂させた「驚異の部屋」の世界をご紹介します。

会期:2026年4月18日(土)から7月12日(日)

15世紀後半、イタリアの諸侯や貴族たちは、ヴェネチア主導の東方貿易によって得た、ヨーロッパ以外の動植物や鉱石、工芸品などを納めた博物陳列室を作るようになります。やがて、ドイツを中心にヨーロッパ中で陳列室が流行すると「驚異の部屋」と呼ばれ、現代の博物館や美術館の原型にもなりました。
未知の世界の物品に知的好奇心を刺激されたヴェネチアのガラス職人たちは、宝石や鉱石を真似たガラス、中国の白磁を模倣したガラスなど新たな技術開発を行います。こうして生み出した様々な色や模様の作品は、ヨーロッパ中を魅了し、ヴェネチアン・グラスの名声を轟かせました。今回は、ガラス職人の探求心が生んだ技法と技巧の数々で、王侯貴族や文人たちを熱狂させた「驚異の部屋」をご紹介いたします。

会期:2026年4月18日(土)から7月12日(日)

15世紀後半、イタリアの諸侯や貴族たちは、ヴェネチア主導の東方貿易によって得た、ヨーロッパ以外の動植物や鉱石、工芸品などを納めた博物陳列室を作るようになります。やがて、ドイツを中心にヨーロッパ中で陳列室が流行すると「驚異の部屋」と呼ばれ、現代の博物館や美術館の原型にもなりました。
未知の世界の物品に知的好奇心を刺激されたヴェネチアのガラス職人たちは、宝石や鉱石を真似たガラス、中国の白磁を模倣したガラスなど新たな技術開発を行います。こうして生み出した様々な色や模様の作品は、ヨーロッパ中を魅了し、ヴェネチアン・グラスの名声を轟かせました。今回は、ガラス職人の探求心が生んだ技法と技巧の数々で、王侯貴族や文人たちを熱狂させた「驚異の部屋」をご紹介いたします。

第1章「自然の驚異」

「驚異の部屋」を構成する大きな要素が自然物のコレクションです。王侯貴族から始まった驚異の部屋は、やがて薬剤師や医師、学者といった現在でいうところの自然科学の研究者たちにも広がっていきます。
そのため、薬草や果実に土、珍しい動物に骨格標本などといった自然物への関心が高まり、その中にはユニコーンの角と信じられていたイッカクの牙や、人魚やドラゴンのミイラなど、空想上の生物まで含んだのです。
あらゆる自然物を網羅し、まるで世界の縮図を作り出そうとするかのようなコレクションの一角を担ったのが鉱石でした。しかし、所有出来る者が一部の権力者に限られていたため、ヴェネチアでは宝石のような模様や色彩のガラス開発への挑戦が行われました。その結果生み出された数々のガラスは、1495年頃に出版された『ヴェネチア市場』(著マルク・アントニオ・サベリコ)で、「ここのガラス工人の手になれば、いかなる種類の宝石も、模造不可なものは何もない」と記されるほど高度なものでした。
本章では、植物や動物、空想物も含めた装飾を施した作品をはじめ、宝石を模して開発されたガラスをご紹介します。

アイス・クラック瓶

16-17世紀初頭 ヴェネチア

マーブル・グラス・デカンター

16-17世紀 ヴェネチア

龍形脚花器

ヴェネチア

第1章「自然の驚異」

「驚異の部屋」を構成する大きな要素が自然物のコレクションです。王侯貴族から始まった驚異の部屋は、やがて薬剤師や医師、学者といった現在でいうところの自然科学の研究者たちにも広がっていきます。
そのため、薬草や果実に土、珍しい動物に骨格標本などといった自然物への関心が高まり、その中にはユニコーンの角と信じられていたイッカクの牙や、人魚やドラゴンのミイラなど、空想上の生物まで含んだのです。
あらゆる自然物を網羅し、まるで世界の縮図を作り出そうとするかのようなコレクションの一角を担ったのが鉱石でした。しかし、所有出来る者が一部の権力者に限られていたため、ヴェネチアでは宝石のような模様や色彩のガラス開発への挑戦が行われました。その結果生み出された数々のガラスは、1495年頃に出版された『ヴェネチア市場』(著マルク・アントニオ・サベリコ)で、「ここのガラス工人の手になれば、いかなる種類の宝石も、模造不可なものは何もない」と記されるほど高度なものでした。
本章では、植物や動物、空想物も含めた装飾を施した作品をはじめ、宝石を模して開発されたガラスをご紹介します。

アイス・クラック瓶

16-17世紀初頭 ヴェネチア

マーブル・グラス・デカンター

16-17世紀 ヴェネチア

龍形脚花器

ヴェネチア

第2章「人工の驚異」

レース・グラス鷲爪脚ゴブレット

17世紀初 ヴェネチア

「驚異の部屋」の源流は、中世末期の教会や王家が所有した宝物庫にあります。そこでは、聖人の遺骨や衣服の断片など多様な聖遺物が収められ、神の力を示す証として、また病を癒す力を持つと信じられ、所有者の宗教的・世俗的権威を支える役割を果たしていました。
15世紀後半になると、この宝物庫の機能は北イタリアの諸侯や貴族が作り始めた博物陳列室へと受け継がれます。聖遺物に加え、精巧な工芸品や宝飾品、自然物、さらには古代の遺物まで、多様な人工物が権威の象徴として蒐集されるようになります。ルネサンス期には古代ギリシア・ローマ文化への関心が高まり、古代のコインやメダル、貴石の器など、時を経た遺物ほど価値が高いとされ、メディチ家の「ストゥディオーロ」をはじめ、各地の支配者が競って収集しました。
一方、ヨーロッパ諸国にとってヴェネチアのガラス技術そのものが大きな「驚異」でした。無色透明ガラスを発明したアンジェロ・バロヴィエールのような名工は各国の諸侯に求められ、16世紀には各地でヴェネチア風ガラス(ファソン・ド・ヴェニーズ)が作られるようになります。特に繊細で優美なレース・グラスは秘法として珍重され、王侯貴族を魅了しました。
本章では、こうした人工物の象徴であるガラスを中心に、古代遺物、革新的な技法、一風変わった趣向の作品、そして祈りの場面に関わる品々を通して、「人工の驚異」がどのように形づくられたのかをご紹介します。

レース・グラス樽形酒器

17世紀 ヴェネチア

トリック・グラス

19世紀 ヴェネチア

ガラス人形「プレゼピオ」 20世紀 ヴェネチア

第2章「人工の驚異」

レース・グラス鷲爪脚ゴブレット

17世紀初 ヴェネチア

「驚異の部屋」の源流は、中世末期の教会や王家が所有した宝物庫にあります。そこでは、聖人の遺骨や衣服の断片など多様な聖遺物が収められ、神の力を示す証として、また病を癒す力を持つと信じられ、所有者の宗教的・世俗的権威を支える役割を果たしていました。
15世紀後半になると、この宝物庫の機能は北イタリアの諸侯や貴族が作り始めた博物陳列室へと受け継がれます。聖遺物に加え、精巧な工芸品や宝飾品、自然物、さらには古代の遺物まで、多様な人工物が権威の象徴として蒐集されるようになります。ルネサンス期には古代ギリシア・ローマ文化への関心が高まり、古代のコインやメダル、貴石の器など、時を経た遺物ほど価値が高いとされ、メディチ家の「ストゥディオーロ」をはじめ、各地の支配者が競って収集しました。
一方、ヨーロッパ諸国にとってヴェネチアのガラス技術そのものが大きな「驚異」でした。無色透明ガラスを発明したアンジェロ・バロヴィエールのような名工は各国の諸侯に求められ、16世紀には各地でヴェネチア風ガラス(ファソン・ド・ヴェニーズ)が作られるようになります。特に繊細で優美なレース・グラスは秘法として珍重され、王侯貴族を魅了しました。
本章では、こうした人工物の象徴であるガラスを中心に、古代遺物、革新的な技法、一風変わった趣向の作品、そして祈りの場面に関わる品々を通して、「人工の驚異」がどのように形づくられたのかをご紹介します。

レース・グラス樽形酒器

17世紀 ヴェネチア

トリック・グラス

19世紀 ヴェネチア

ガラス人形「プレゼピオ」 20世紀 ヴェネチア

第3章「異国の驚異」

11世紀以降、ヴェネチアが主導した東方貿易は多様な異国の品々をヨーロッパにもたらし、大航海時代にはその量がさらに増加しました。これらの異国の工芸品や素材は大きな驚きをもって迎えられ、「驚異の部屋」を豊かにする重要な収集対象となり、後の民族博物館の基盤にもつながっていきます。
こうした異国文化への関心は、ヴェネチアン・グラスの代表的な技法にも色濃く反映されました。イスラム地域からもたらされたイスラム・グラスの影響で、15世紀半ば以降エナメル彩が急速に発達し、点彩文様から人物表現へと展開します。また、中国の白磁への憧れから、不透明な乳白色ガラス「ラッティモ」が発明され、磁器がまだ作れなかったヨーロッパで代用品として広く用いられました。このラッティモは、後にヴェネチアン・グラスの秘法とされるレース・グラスの発展にも寄与します。
本章では、このように異国の文化・技術を受け止め、独自に昇華したヴェネチアン・グラスの魅力をご紹介します。

点彩扁瓶

16世紀|ヴェネチア

花弁文コンポート

16世紀初 ヴェネチア

モスクランプ形花器

19世紀 ヴェネチア

第3章「異国の驚異」

11世紀以降、ヴェネチアが主導した東方貿易は多様な異国の品々をヨーロッパにもたらし、大航海時代にはその量がさらに増加しました。これらの異国の工芸品や素材は大きな驚きをもって迎えられ、「驚異の部屋」を豊かにする重要な収集対象となり、後の民族博物館の基盤にもつながっていきます。
こうした異国文化への関心は、ヴェネチアン・グラスの代表的な技法にも色濃く反映されました。イスラム地域からもたらされたイスラム・グラスの影響で、15世紀半ば以降エナメル彩が急速に発達し、点彩文様から人物表現へと展開します。また、中国の白磁への憧れから、不透明な乳白色ガラス「ラッティモ」が発明され、磁器がまだ作れなかったヨーロッパで代用品として広く用いられました。このラッティモは、後にヴェネチアン・グラスの秘法とされるレース・グラスの発展にも寄与します。
本章では、このように異国の文化・技術を受け止め、独自に昇華したヴェネチアン・グラスの魅力をご紹介します。

点彩扁瓶

16世紀|ヴェネチア

花弁文コンポート

16世紀初 ヴェネチア

モスクランプ形花器

19世紀 ヴェネチア

同時開催 坪谷隆写真展

ヴェネチアでルネサンス期頃から始まった蒐集の伝統は、16世紀から17世紀になると貴重品からより好奇心を刺激するものへと対象が変化していきます。
その中には、様々な国の衣装も含まれており、これらはヴェネチアのカーニバルの仮装の衣装にも影響を与えました。
現在でもヴェネチアのカーニバルには、世界中から多くの観光客が訪れ、文化の爛熟期を迎えた18世紀を彷彿とさせる光景を作り出します。
写真家 坪谷隆氏は、往時のヴェネチアの姿を写真作品によって現代に蘇らせます。ヨーロッパ中の上流階級が憧れ、詩や絵画、演劇など様々な芸術にも影響を与えたカーニバル、その華やかな空気を坪谷隆氏の写真作品を通してご紹介いたします。

真珠

坪谷隆

豊穣

坪谷隆

同時開催 坪谷隆写真展

ヴェネチアでルネサンス期頃から始まった蒐集の伝統は、16世紀から17世紀になると貴重品からより好奇心を刺激するものへと対象が変化していきます。
その中には、様々な国の衣装も含まれており、これらはヴェネチアのカーニバルの仮装の衣装にも影響を与えました。
現在でもヴェネチアのカーニバルには、世界中から多くの観光客が訪れ、文化の爛熟期を迎えた18世紀を彷彿とさせる光景を作り出します。
写真家 坪谷隆氏は、往時のヴェネチアの姿を写真作品によって現代に蘇らせます。ヨーロッパ中の上流階級が憧れ、詩や絵画、演劇など様々な芸術にも影響を与えたカーニバル、その華やかな空気を坪谷隆氏の写真作品を通してご紹介いたします。

真珠

坪谷隆

豊穣

坪谷隆

ヴェネチアン・グラスでみせる驚異の部屋

2026年初夏 所蔵作品展

会期 会期:2026年4月18日(土)から7月12日(日)(会期中無休)
時間 午前10時~午後5時30分(入館は閉館の30分前まで)
会場 箱根ガラスの森美術館
主催 箱根ガラスの森美術館
特別協力 神奈川県立生命の星・地球博物館
入館料 一般1,800円 高大生1,300円 小中生600円(税込)
会期 2026年1月24日(土)から4月12日(日)(会期中無休)
時間 午前10時~午後5時30分(入館は閉館の30分前まで)
会場 箱根ガラスの森美術館
主催 箱根ガラスの森美術館
入館料 一般1,800円 高大生1,300円 小中生600円(税込)

箱根ガラスの森美術館30周年記念ブックマーカー付きチケット

この度、開館30周年を記念して、当館の代表作品「点彩花文蓋付ゴブレット」をあしらった光に透かすと鮮やかにきらめく特殊ブックマーカーをプレゼントいたします。
(配布予定期間:2026年4月18日~7月12日)

※開催期間、出品作品等が変更される場合がございます。

ヴェネチアン・グラスでみせる驚異の部屋

2026年初夏 所蔵作品展

会期 会期:2026年4月18日(土)から7月12日(日)(会期中無休)
時間 午前10時~午後5時30分(入館は閉館の30分前まで)
会場 箱根ガラスの森美術館
主催 箱根ガラスの森美術館
特別協力 神奈川県立生命の星・地球博物館
入館料 一般1,800円 高大生1,300円 小中生600円(税込)
会期 2026年1月24日(土)から4月12日(日)(会期中無休)
時間 午前10時~午後5時30分(入館は閉館の30分前まで)
会場 箱根ガラスの森美術館
主催 箱根ガラスの森美術館
入館料 一般1,800円 高大生1,300円 小中生600円(税込)

箱根ガラスの森美術館30周年記念ブックマーカー付きチケット

この度、開館30周年を記念して、当館の代表作品「点彩花文蓋付ゴブレット」をあしらった光に透かすと鮮やかにきらめく特殊ブックマーカーをプレゼントいたします。
(配布予定期間:2026年4月18日~7月12日)

※開催期間、出品作品等が変更される場合がございます。