レース・グラス角形酒器
(17世紀|ヴェネチアもしくはファソン・ド・ヴェニス)
2種類のレース棒を使って作った角形のレース・グラス酒器で、口に金具の栓が付けられ、背に2箇所の紐通しが、ガラス紐を熔着して作りつけられている。この角形レース・グラス酒器は、17世紀に流行した作品と思われ、ヨーロッパ各地の美術館に所蔵されている。ドイツのプロイセン国立博物館の他、数例がある。ワインを容れる携帯用のボトルで、野外の宴会用の什器である。
春季所蔵作品展:「春を呼ぶヴェネチアン・グラス」~カーニバルと春めく祝祭~
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2023_carnevale.html