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展示作品のご紹介:熔着装飾香油瓶

熔着装飾香油瓶
(6~8世紀|シリア)
5世紀に西ローマ帝国が崩壊すると、東地中海のガラス製造技術の水準は徐々に低下していく。装飾の多様性が失われていくローマン・グラスの中で最も頻繁に使用された装飾が、ガラスの粘着性を利用して紐状のガラスを容器に装飾した紐装飾や熔着装飾である。ローマ帝国の支配下にあったシリアでは、水差の首やコップに紐を一重に巻いたものや、紐装飾を把手のように施した壺等が多く制作された。

特別企画展「軌跡のきらめき ~神秘の光彩、ガラスと貝細工~」
会期:2025年7月18日(金)から2026年1月12日(月・祝)
詳細:https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/exhibition_2025/

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箱根ガラスの森美術館は、緑豊かな箱根仙石原にあるヴェネチアン・グラス専門の美術館です。

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