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描かれたヴェネチアン・グラス~箱根ガラスの森美術館コレクション~



【予告】開館30周年記念 特別企画展
描かれたヴェネチアン・グラス~箱根ガラスの森美術館コレクション~
会期:2026年7月18日(土)~2027年1月11日(祝・月)
今日われわれの身のまわりにはあらゆるところにガラスが使われ、あたかも水や空気と同じようにありふれた存在となっています。しかしガラスは人間の意志と英知によって創りだされた最初の人工の素材のひとつであり、人類と共に約4000年の歴史があります。
同じく人間が遺した古今東西の絵画の中にはしばしばガラスが描かれ、そこから私たちはどのような形のガラス器がいつごろから作られ、どのように使われていたのかを知ることができます。つまり「描かれたガラス器」はそのまま「ガラスの歴史」であるといえます。
本展では、西洋絵画の中に「描かれたガラス器」を手がかりにガラス工芸史をたどりつつ、箱根ガラスの森美術館が所蔵するヴェネチアン・グラスの名品の数々を新たな視点から紹介しようとする試みです。
※展示する絵画作品は、すべて複製にて紹介します。
所蔵作品展:つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA
所蔵作品展:つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA
https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/2026_venetianglass_dna/
開催中:4月12日(日)まで。
ビーズフラワーデザイナーの下永瀬美奈子氏の作品を特別展示しております。
2026年初夏 所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスでみせる驚異の部屋 ~世界の創生~


2026年初夏 所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスでみせる驚異の部屋 ~世界の創生~
会期:2026年4月18日(土)から7月12日(日)
15世紀後半、イタリアの諸侯や貴族たちは、ヴェネチア主導の東方貿易によって得た、ヨーロッパ以外の動植物や鉱石、工芸品などを納めた博物陳列室を作るようになります。やがて、ドイツを中心にヨーロッパ中で陳列室が流行すると「驚異の部屋」と呼ばれ、現代の博物館や美術館の原型にもなりました。
未知の世界の物品に知的好奇心を刺激されたヴェネチアのガラス職人たちは、宝石や鉱石を真似たガラス、中国の白磁を模倣したガラスなど新たな技術開発を行います。こうして生み出した様々な色や模様の作品は、ヨーロッパ中を魅了し、ヴェネチアン・グラスの名声を轟かせました。今回は、ガラス職人の探求心が生んだ技法と技巧の数々で、王侯貴族や文人たちを熱狂させた「驚異の部屋」をご紹介いたします。
展示作品のご紹介:獅子装飾乳白瓶

展示作品のご紹介:獅子装飾乳白瓶
(1760年頃|ヴェネチア)
中国よりマルコ・ポーロが持ち帰った白磁器に驚嘆したヨーロッパの人々は、その美しい白磁を手に入れようとしたが、ヨーロッパでの磁器発明は18世紀になってからのことであった。それまではこのような乳白色ガラスが模造磁器として作られていた。
乳白色ガラスはイタリア語でミルクを意味する“ラッテ”から“ラッティモ”と呼ばれる。この作品は、ヴェネチアで代々ガラス工房を営むミオッティ工房による作品で、瓶の中央にはヴェネチアのシンボル聖マルコのライオンが、型押しで付けられている。
2026年早春 所蔵作品展
「つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA」
https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/2026_venetianglass_dna/
会期:2026年1月24日(土)から4月12日(日)
展示作品のご紹介:あられゴジラ注器

展示作品のご紹介:あられゴジラ注器
(2020年|日本|小西 潮)
ガラス作家、小西潮による冷酒の為の器。らせん状に捻じったガラス棒をつなげて模様が表現されており、イタリア語で「Filigrana a retorti(フィリグラーナ・ア・レトルティ)」と呼ばれる技法が使われている。うっすら砂金のように輝く、褐色と緑色のアヴェンチュリン・グラスによるレース・グラス棒が、日本の焼き物のようでありながらも、透明感のあるガラスならではの軽やかさを醸し出している。また表面に熔着されている突起状の装飾も、らせん状に捻じったレース模様のガラス棒を使用している。
2026年早春 所蔵作品展
「つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA」
https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/2026_venetianglass_dna/
会期:2026年1月24日(土)から4月12日(日)
展示作品の御紹介:ドルフィン形脚オパールセント・グラス・コンポート

展示作品の御紹介:ドルフィン形脚オパールセント・グラス・コンポート
(20世紀|ヴェネチア)
ムラノ島で500年以上の伝統を誇る名門ガラスー族の末裔であるエルコレ・バロヴィエールとアルテミオ・トーゾ、デチオ・トーゾ兄弟の共同経営よって設立された「バロヴィエール&トーゾ社」(1936年設立)の装飾コンポート。
19世紀にサルヴィアーテイ工房の人気商品として発表された海棲動物シリーズのモチーフを継承したドルフィンの装飾脚を持つ美しいオパールセント・グラスである。
2026年早春 所蔵作品展
「つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA」
https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/2026_venetianglass_dna/
会期:2026年1月24日(土)から4月12日(日)
展示作品のご紹介:花鳥装飾脚ゴブレット

展示作品のご紹介:花鳥装飾脚ゴブレット
(1870年頃|ヴェネチア)
サルヴィアーティ工房が1860年代末から70年代にかけて制作した鳥脚シリーズのゴブレットの1点。花縄の環の中に鳥が止まり、環の外側に華やかさを作り出すひれ飾りを施し、その下部には中空のバラスター・ステムを付けている。
2026年早春 所蔵作品展
「つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA」
https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/2026_venetianglass_dna/
会期:2026年1月24日(土)から4月12日(日)
展示作品の御紹介:白鳥装飾脚キャンドル・スタンド一対

展示作品の御紹介:白鳥装飾脚キャンドル・スタンド一対
(19世紀|ヴェネチア)
6枚の葉からなる台の上にホローノップ、その上に白鳥が3羽熔着されている。上部は花のような形の受け皿に、壷形の燭台がついていて、全体的にピンクがかったガラスに金箔熔着が施されている。
2026年早春 所蔵作品展
「つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA」
https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/2026_venetianglass_dna/
会期:2026年1月24日(土)から4月12日(日)
展示作品の御紹介:白鳥形脚フルート・グラス

展示作品の御紹介:白鳥形脚フルート・グラス
(19世紀|ヴェネチア)
淡いピンク色の坏身と金色の脚を組み合わせたエレガントなフルートグラスで、主としてシャンパン等の発泡酒やシードル用グラスとして作られている。装飾坏兼パーティ用のグラスである。
2026年早春 所蔵作品展
「つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA」
https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/2026_venetianglass_dna/
会期:2026年1月24日(土)から4月12日(日)
展示作品のご紹介:龍装飾コンポート

展示作品のご紹介:龍装飾コンポート
(1880年頃|ヴェネチア)
19世紀を代表するサルヴィアーティ工房の作品で、海棲シリーズと呼ばれる中の一つです。坏の両脇に龍の装飾がつけられ、全体にはモールと呼ばれる稜線模様が入っています。現代のヴェネチアン・グラスにドルフィンやドラゴン(龍の落し子)などの装飾が多く使われているのは、サルヴィアーティ工房のこのシリーズに由来しています。
2026年早春 所蔵作品展
「つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA」
https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/2026_venetianglass_dna/
会期:2026年1月24日(土)から4月12日(日)
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