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所蔵作品展「19世紀のヴェネチアン・グラス ─しなやかな造形─」
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/archive/19thcentury_venetianglass/
会期:2025年4月19日(土)から7月13日(日)
19世紀に苦境を乗り越え復活したヴェネチアン・グラスの作品をご紹介いたします。伝統的な技法やデザインを新解釈で取り入れた器や、古代ガラスの再現に挑戦した作品など、色彩豊かで活力あふれる近代作品をお楽しみください。

アワビ

7月18日からの特別企画展「軌跡のきらめき ~神秘の光彩、ガラスと貝細工~」資料のアワビ。真珠層がとても美しいです。

所蔵作品展「19世紀のヴェネチアン・グラス ─しなやかな造形─」
会期:2025年4月19日(土)から7月13日(日)
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/archive/19thcentury_venetianglass/
19世紀に苦境を乗り越え復活したヴェネチアン・グラスの作品をご紹介いたします。伝統的な技法やデザインを新解釈で取り入れた器や、古代ガラスの再現に挑戦した作品など、色彩豊かで活力あふれる近代作品をお楽しみください。

花鳥装飾脚ゴブレット
(1870年頃|ヴェネチア)
サルヴィアーティ工房が1860年代末から70年代にかけて制作した鳥脚シリーズのゴブレットの1点。花縄の環の中に鳥が止まり、環の外側に華やかさを作り出すひれ飾りを施し、その下部には中空のバラスター・ステムを付けている。

所蔵作品展「19世紀のヴェネチアン・グラス ─しなやかな造形─」
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/archive/19thcentury_venetianglass/

双頭龍装飾水差
(19世紀|ヴェネチア|デザイン:ジュゼッペ・バロヴィエール)
注ぎ口と持ち手にそれぞれ龍の装飾が施された水差。半透明の乳白色ガラスに金箔が熔着されており、下部には「メッツァ・スタンパトゥーラ」と呼ばれる半型吹きの技法で表現した稜線模様がみられる。これは、ガラス塊を型に押し当て表面に凹凸を付けてから吹きガラス技法で成形する技法である。二頭の龍の装飾が施された形状からは、東洋の器からの影響を感じさせる。

所蔵作品展「19世紀のヴェネチアン・グラス ─しなやかな造形─」
会期:2025年4月19日(土)から7月13日(日)
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/archive/19thcentury_venetianglass/

お子さま用音声ガイド

常設展示作品のお子さま用音声ガイド。出演はホロライブプロダクションの博衣こより氏(子ども役)と儒烏風亭らでん氏(学芸員役)のお二人となります。

■期間:2025年1月25日(土)~7月13日(日)
■5作品 合計約14分(無料サービス)

お手持ちのスマートフォンから、QRコードを会場で読み込んでください。展示作品の解説を視聴できます。独自アプリ等のインストールは不要です。普段使用されているブラウザでご利用いただけます。
※展示会場内ではイヤホンのご使用、またはスマートフォンのボリュームを下げてご利用ください。館内ではFREE Wi-Fiをご利用ください。

・子ども役:博衣こより氏
https://youtube.com/@HakuiKoyori
ホロライブ所属で「秘密結社holoX」のメンバー。2025年3月に、1st Album『FIRST STEP』をリリース。自身が作詞をした曲も収録するなど、音楽活動も意欲的に行われています。

・学芸員役:儒烏風亭らでん氏
https://youtube.com/@JuufuuteiRaden
hololive DEV_IS所属で「ReGLOSS」のメンバー。学芸員資格を持ち、美術・工芸・写真・絵画などのお話も配信されています。

人毛式温湿度記録計

おそらく約30年前から使用している人毛式温湿度記録計。近年、使用する施設は少なくなってきていると思いますが、当館では現役で活躍しています。もちろん、要所ではデジタル式に移行しつつあります。

バラ装飾脚ワイングラス
(19世紀|ヴェネチア)
坏身は、縦モールがつけられ、ねじりながら成形することにより、斜めのラインが作られている。ラインに併せ小ガラス片による草色とピンク色の着色がされている。坏身下部は、突起状と紐状の装飾が、坏身をぐるりと一周囲んでいる。脚部は透明ガラスに金箔熔着で二層に分かれていて、上部は二本の茎がねじれ、坏身の下で左右の先端にバラの花をつけている。下部はホローノップにドラゴン・ステムのような装飾がつけられている。

所蔵作品展「19世紀のヴェネチアン・グラス ─しなやかな造形─」
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/archive/19thcentury_venetianglass/
会期:2025年4月19日(土)から7月13日(日)

所蔵作品展「19世紀のヴェネチアン・グラス ─しなやかな造形─」
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/archive/19thcentury_venetianglass/
会期:2025年4月19日(土)から7月13日(日)
19世紀に苦境を乗り越え復活したヴェネチアン・グラスの作品をご紹介いたします。伝統的な技法やデザインを新解釈で取り入れた器や、古代ガラスの再現に挑戦した作品など、色彩豊かで活力あふれる近代作品をお楽しみください。

グッゲンハイム坏
(1875年|ヴェネチア|サルヴィアーティ工房│制作:ジュゼッペ・バロヴィエール)
1875年にミケランジェロ・グッゲンハイムの所有していた作品に基づいて作られた装飾坏であったことから、“グッゲンハイム”の名称が付けられた作品。

所蔵作品展「19世紀のヴェネチアン・グラス ─しなやかな造形─」
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/archive/19thcentury_venetianglass/#phase01

プロフィール

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箱根ガラスの森美術館は、緑豊かな箱根仙石原にあるヴェネチアン・グラス専門の美術館です。

〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
TEL:0460-86-3111
FAX:0460-86-3114

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