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展示作品のご紹介:螺鈿細工蒔絵洋櫃
2025年09月24日 水曜 09時09分

螺鈿細工蒔絵洋櫃
(桃山時代|日本│金子皓彦コレクション)
桃山時代から江戸時代始めの頃に、スペインやオランダのキリスト教宣教師や修道師が日本で西欧にない完成度の高い漆器を見て驚き注文したものと思われる。
かまぼこ形の上蓋は西欧では普通に見られるものであった。それに貝片を継げて区画し、なかに螺鈿と蒔絵で花樹や鳥獣の紋様を施している。獣は想像上のいわゆる霊獣である。
この頃の貿易を南蛮貿易と称し、ほかにキリスト教祭儀具や箪笥、箱類、机、西洋双六盤(バックギャモン)などの注文もあった。
特別企画展「軌跡のきらめき ~神秘の光彩、ガラスと貝細工~」
会期:2025年7月18日(金)から2026年1月12日(月・祝)
※2025年9月30日(火)は施設整備のため休館いたします。
詳細:https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/exhibition_2025/
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