Blog 箱根ガラスの森美術館ブログ

展示作品の御紹介:長頸瓶

長頸瓶
(1世紀~3世紀|東地中海沿岸域)
吹きガラス技法によって制作された香油を入れる長頸瓶。
元々はガラスに含まれる鉄分の影響で半透明の薄緑色のガラス器であったと思われるが、「銀化」と呼ばれる長年の風化作用のため、器の所々が剥落、角度によって様々な波長の光を反射することで玉虫色の輝きを放っている。
銀化は特定の条件がそろった際にガラスに起こる現象のため、自然が生み出した芸術とも言える。

特別企画展「軌跡のきらめき ~神秘の光彩、ガラスと貝細工~」
会期:2025年7月18日(金)から2026年1月12日(月・祝)
詳細:https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/exhibition_2025/

プロフィール

箱根ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館は、緑豊かな箱根仙石原にあるヴェネチアン・グラス専門の美術館です。

〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
TEL:0460-86-3111
FAX:0460-86-3114

リンク