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2026年初夏 所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスでみせる驚異の部屋 ~世界の創生~
会期:2026年4月18日(土)から7月12日(日)

15世紀後半、イタリアの諸侯や貴族たちは、ヴェネチア主導の東方貿易によって得た、ヨーロッパ以外の動植物や鉱石、工芸品などを納めた博物陳列室を作るようになります。やがて、ドイツを中心にヨーロッパ中で陳列室が流行すると「驚異の部屋」と呼ばれ、現代の博物館や美術館の原型にもなりました。
未知の世界の物品に知的好奇心を刺激されたヴェネチアのガラス職人たちは、宝石や鉱石を真似たガラス、中国の白磁を模倣したガラスなど新たな技術開発を行います。こうして生み出した様々な色や模様の作品は、ヨーロッパ中を魅了し、ヴェネチアン・グラスの名声を轟かせました。今回は、ガラス職人の探求心が生んだ技法と技巧の数々で、王侯貴族や文人たちを熱狂させた「驚異の部屋」をご紹介いたします。

展示作品のご紹介:獅子装飾乳白瓶
(1760年頃|ヴェネチア)
中国よりマルコ・ポーロが持ち帰った白磁器に驚嘆したヨーロッパの人々は、その美しい白磁を手に入れようとしたが、ヨーロッパでの磁器発明は18世紀になってからのことであった。それまではこのような乳白色ガラスが模造磁器として作られていた。
乳白色ガラスはイタリア語でミルクを意味する“ラッテ”から“ラッティモ”と呼ばれる。この作品は、ヴェネチアで代々ガラス工房を営むミオッティ工房による作品で、瓶の中央にはヴェネチアのシンボル聖マルコのライオンが、型押しで付けられている。

2026年早春 所蔵作品展
「つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA」
https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/2026_venetianglass_dna/
会期:2026年1月24日(土)から4月12日(日)

「オリジナル四季グラス 花切子 イチゴ」
食卓に四季の情景をそっと映し出す、上質な一品です。イタリア製クリスタルグラスに、江戸花切子の技法でイチゴの文様を丁寧に彫刻いたしました。クリスタルならではの澄んだ輝きの中に浮かぶイチゴが、食卓に気品と可憐さを添えてくれます。

箱根ガラスの森美術館オンラインショップにてお取り扱いしております。
https://hakone-garasunomori-onlineshop.com/products/glass-shikiglass-ichigo

3月の演奏スケジュール(3月21日更新)

3月のカフェレストランおよび美術館内の演奏スケジュールです。
(3月21日更新)
※変更となる場合がございます。

クリスタル・ガラスのサクラ

今朝は晴れて、クリスタル・ガラスのサクラが輝いていました。

クリスタル・ガラスの藤の花

今朝は晴れて、クリスタル・ガラスの藤の花が輝いていました。

白加賀梅

令和元年に庭園に植えられた白加賀梅が、例年より少し早く開花しました。

マメザクラ

例年より早く、駐車場のマメザクラが開花しました。

ガラスのバラ

「ガラスのバラ」
展示期間:通年 (季節によりガラスのバラが変ります)
繊細優美なヴェネチアン・ローズと、美しい輝きを放つクリスタル・ローズ。永遠の美しさを誇るガラスのバラが咲き乱れる中庭で、箱根ガラスの森美術館でしか味わえない、ロマンティックなひとときをお過ごしください。

展示作品のご紹介:あられゴジラ注器
(2020年|日本|小西 潮)
ガラス作家、小西潮による冷酒の為の器。らせん状に捻じったガラス棒をつなげて模様が表現されており、イタリア語で「Filigrana a retorti(フィリグラーナ・ア・レトルティ)」と呼ばれる技法が使われている。うっすら砂金のように輝く、褐色と緑色のアヴェンチュリン・グラスによるレース・グラス棒が、日本の焼き物のようでありながらも、透明感のあるガラスならではの軽やかさを醸し出している。また表面に熔着されている突起状の装飾も、らせん状に捻じったレース模様のガラス棒を使用している。

2026年早春 所蔵作品展
「つむぐ、つなぐ、つたえる ヴェネチアン・グラスのDNA」
https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/2026_venetianglass_dna/
会期:2026年1月24日(土)から4月12日(日)

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箱根ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館は、緑豊かな箱根仙石原にあるヴェネチアン・グラス専門の美術館です。

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TEL:0460-86-3111
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