Blog 箱根ガラスの森美術館ブログ
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展示作品のご紹介:コア・グラス香油瓶
2025年10月24日 金曜 09時29分

コア・グラス香油瓶
(紀元前6世紀~紀元前5世紀|東地中海沿岸域)
吹きガラス技法が始まる以前のガラス成形法である、コア・テクニックによる香油瓶。ガラス製造の歴史は、4000年以上前に小さな装飾品から始まり、紀元前16世紀中頃から西アジアやエジプトで容器が制作されるようになった。この作品は、ラピスラズリのような色合いの本体に、黄色や水色のガラスを巻き付けて装飾している。
ラピスラズリは、人類が宝飾品や顔料として使用してきた最古の鉱物の一つと考えられており、ツタンカーメンの黄金のマスクにも使用されている。ガラスの用途の起源が貴石などの代用品であったことから、青色系統のガラス容器が多く作られた。
特別企画展「軌跡のきらめき ~神秘の光彩、ガラスと貝細工~」
会期:2025年7月18日(金)から2026年1月12日(月・祝)
詳細:https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/exhibition_2025/
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