Blog 箱根ガラスの森美術館ブログ

展示作品のご紹介:マーブル・グラス・デカンター

マーブル・グラス・デカンター
(16~17世紀|ヴェネチア)
15世紀末から17世紀にかけてヴェネチアで作り出されたマーブル・グラスは、色彩が微妙に変化する美しさが注目された。この独特の色模様は、ガラスに混入した銀イオンの熱による変化によって生じたもので、一種の耀変ガラスである。実際に原料代も高く、制作にも特別な仕様が必要であった。とくにヴェネチアのガラス工房では、この種のガラスを「カルチェドーニオ(玉髄)」と称して、極めて高い評価を与えており、光を透過すると美しい夕日のような赤色を発色する。

特別企画展「軌跡のきらめき ~神秘の光彩、ガラスと貝細工~」
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/archive/exhibition_2025/

プロフィール

箱根ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館は、緑豊かな箱根仙石原にあるヴェネチアン・グラス専門の美術館です。

〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
TEL:0460-86-3111
FAX:0460-86-3114

リンク