Blog 箱根ガラスの森美術館ブログ

本日、19時より配信予定です。

【 #らでんちゃんと美術館 】文化の日記念!念願の箱根ガラスの森美術館でクイズロケ!?新グッズ販売もあるよ【儒烏風亭らでん #ReGLOSS 】

展示作品のご紹介:龍装飾水差

龍装飾水差
(19世紀|ヴェネチア)
宙吹き、レース・グラス、熔着装飾、金箔熔着

東洋の影響を感じさせる龍の装飾がついた水差。アヴェンチュリンのレース・グラス棒と水色ガラス棒を交互に配したレース・グラスで作られている。脚は金箔熔着したホローノップ、台は坏身と同じパターンで作られている。
龍は、無色透明ガラスに金箔熔着、縦モールをつけて形作られており、赤い舌、黄色に黒い目玉の目がつけられている。龍は装飾的な把手となっている。開口部は外側に、台の縁は底側にそれぞれ折り返してある。

特別企画展「軌跡のきらめき ~神秘の光彩、ガラスと貝細工~」
会期:2025年7月18日(金)から2026年1月12日(月・祝)
詳細:https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/exhibition_2025/

11月演奏スケジュール

11月のカフェレストランおよび美術館内の演奏スケジュールです。
(11月2日更新)
※変更となる場合がございます。

ガラスのフクロウ

クリスタル・ガラスのクリスマスツリーに、ガラスのフクロウがとまっていました。

クリスマス夜間延長

『クリスマス夜間延長』
2025年12月20日から24日の5日間 開館時間を1時間延長いたします。
当日の開館時間:10:00~18:30(ご入館は18:00迄)

※夕方頃から駐車場が満車となる可能性がございます。

クリスタル・ガラスのクリスマスツリー、完成しました。
https://www.hakone-garasunomori.jp/garden/crystal/abete/
展示期間:2025年11月1日から2026年1月12日(予定)

展示作品の御紹介:長頸瓶

長頸瓶
(1世紀~3世紀|東地中海沿岸域)
吹きガラス技法によって制作された香油を入れる長頸瓶。
元々はガラスに含まれる鉄分の影響で半透明の薄緑色のガラス器であったと思われるが、「銀化」と呼ばれる長年の風化作用のため、器の所々が剥落、角度によって様々な波長の光を反射することで玉虫色の輝きを放っている。
銀化は特定の条件がそろった際にガラスに起こる現象のため、自然が生み出した芸術とも言える。

特別企画展「軌跡のきらめき ~神秘の光彩、ガラスと貝細工~」
会期:2025年7月18日(金)から2026年1月12日(月・祝)
詳細:https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/exhibition_2025/

フラスコ形香油瓶
(1~3世紀|東地中海沿岸域│高砂コレクションⓇ)
香油は高価な乳香や没薬ばかりではなく、様々な芳香植物を油に漬け込んで香をうつしたものが用いられるようになり、香の使用は拡大した。本作品の美しい銀色は銀化と呼ばれるガラス表面の化学変化で、製作時には見られないものが、2000年の時によって生まれたものである。

特別企画展「軌跡のきらめき ~神秘の光彩、ガラスと貝細工~」
会期:2025年7月18日(金)から2026年1月12日(月・祝)
詳細:https://hakone-garasunomori.jp/event/archive/exhibition_2025/

紅葉状況

大涌谷方面の山々の紅葉が少しづつ始まりました。

ロック・クリスタル双耳瓶
(16世紀|イタリア|ヴェネチア)

水晶の塊から器、把手、台の部分をそれぞれ彫り出した後、花縄文、ロータス文等の文様をカットやグラヴィールを施して、金細工で接合した双耳瓶。水晶は永遠性や富と権威の象徴として、しばしば王者の装飾品の素材として使われた。とりわけ15世紀から16世紀のヨーロッパでは、水晶製容器は王侯貴族しか手にすることのできなかった高級品であった。この無色透明な水晶をガラスで再現するため、ガラス職人たちは精製や材料を工夫し、以後ヴェネチアをはじめ各国で様々なクリスタルガラスが生み出されていった。

プロフィール

箱根ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館は、緑豊かな箱根仙石原にあるヴェネチアン・グラス専門の美術館です。

〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
TEL:0460-86-3111
FAX:0460-86-3114

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